カセットデッキKX-880Gを修理する。
2022-04-14


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KX-880G 修理内容はメーターランプがつかない

KX-880GはKENWOODの中でも良く売れた人気のカセットデッキ。
未だにヤフオクではよく見かける。
KX-880Gには、KX-880から始まり KX-880D KX-880GR KX-880SRなど兄弟機が多数存在するが 一番見かけるのがこのKX-880Gではなかろうか?

私も昨年ゲットしてその音質の良さに驚いた。
当時の感覚だと「お値段以上」の実力を誇っていたと思う。
KX-880G今回修理は「メーターランプが点かない」という故障だ。
この故障はヤフオクでジャンクとして出品されているKX-880Gにはよく見られるパターンだ。
修理しなくても再生には問題ないがメーターが機能しないと録音はできない。

KENWOODのチューナー修理では電源系統のコンデンサー劣化が故障原因として多いことを感じている。
カセットデッキもそうではなかろうかと予想している。
チェックしてみるとメーター駆動と照明は別回路になっており照明用の電圧が出ていない。
数が少ないので照明系の電源の電解コンデンサーをほぼ全交換した。
修理はコンデンサー交換という簡単なものだが KX-880Gはメンテナンス性はかなり悪い。
多くのネジやパーツを外さないと基板を取り出すことができません。
なので事前に部品調達を済ませ分解修理時に全交換するのがお勧めです。
鮮やかな白と赤の縦型FL管が復活しました。
個人的にはメーターは横タイプが好きですが慣れれば縦型も良いのかな?

KENWOOD製のカセットデッキは初めてですが、操作感が他社と違い 再生中に早送りを押すと頭出しモードで早送りになります、頭出しモードはテープ面を高速で擦るのでヘッドの摩耗につながります。

一度停止してから早送りを押さないと通常の早送りにはなりません。
これはちょっと面倒だなと思いました。
しかし、高音が良く出ておりこの価格帯ではかなりの高音質です。
コスパに優れた名機だと思います。
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