2014-05-26
頂き物の缶チューハイを飲んだ。
日常生活では全く手を出さない部類の酒である。
「シャルドネ」と書かれている。
口に含んで直ぐにシャルドネを感じる、単純に美味しい。
しかし、シャルドネそのもの味でシャルドネ由来の酒の味ではない。
かなり薄いシャルドネ葡萄ジュースに人工の香りと焼酎甲類を足したような薄っぺらいテイストだ。
美味しいことは美味しい、特に喉が渇いていれば尚更そう感じるかもしれない。
果実から酒を造ればその果実を感じることはできても果実そのものの味にはならない。
このシャルドネ缶チューハイは食べ物で言えば人工イクラだ。
本来のイクラは海産物だが人工イクラは工業製品である。
私は酒は極論だが農産物だと思っている。
この缶チューハイには原料である農作物の作り手の苦労が全く感じられない。
人工的な物を「うまい」と思っている私たちの「飲」に対する味覚はまだまだ発展途上かもしれないと気づかせてくれた飲み物だった。
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